文楽と外食産業。

今日は友達と久々の飲み会だった。
店を決めていなかったため、ウロウロしている途中で
見覚えのあるロゴをみつけた。
十年以上前に仕事で関わったことのある店だ。
当時流行りの落ち着いた
ネオジャパネクス調の鳥料理店だったと記憶している。
全く知らないところよりはいいだろうということで、入ってみることに。

入ってみてビックリ。
カウンターの中にはロン毛茶髪のイケメン(?)がズラリ。
調理そっちのけでカウンターの客と写真撮影などで大騒ぎ。
ポンという景気のいい音と共に次々と開けられるシャンパン。
その度に「シャンパン入りました~」と気勢をあげる彼ら。
ここはホストクラブかと見まごうばかり。
お店の良し悪しのことを言っているのではない。
これはこれで確かに需要はある。
現にカウンターの若い男女は大喜びだ。

そこで思い出したのが、
昨日ネットのニュースで読んだ橋下大阪市長の文楽批判。
「ファン獲得のために演出を見直すべきだ。」。
前出のお店は、ファン獲得の為の企業努力の結果こうなったはずだ。
文楽も努力して演出を変えるべきなのか?

それによって、いちばん大切なものを無くさなければいいが。
「長い年月をかけて培ってきた伝統芸能の価値」と、
「美味しい料理と、心地よい空間で客をもてなす心」。
これらは一度失ってしまうと、
取り戻すことが大変困難なことだけは容易に想像がつく。

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