『久門 剛史 − らせんの練習』。
美術館も写真の撮り方も忘れてしまうほど久しぶり。
会期延長のおかげで拝見できた。
年間パスポートも2ヶ月延長されたので、
空白の時間を埋める努力をしなければ。
『久門 剛史 − らせんの練習』。
美術館も写真の撮り方も忘れてしまうほど久しぶり。
会期延長のおかげで拝見できた。
年間パスポートも2ヶ月延長されたので、
空白の時間を埋める努力をしなければ。
お盆中制作していた案件の締め切りを終え、
取り急ぎどこかへ出かけたくてとりあえず外へ‥。
豊田市美術館での奈良美智展への2回目の訪問と、
愛知池を間に挟んで夜は三好稲荷閣大提灯まつりへ。
保田ヶ池のほとりから打ちあがる花火は夏の終りを告げる。
続きを読む 夏の終わり? 三好稲荷閣大提灯まつりの花火。ここ豊田市にある松平郷は紫陽花と花菖蒲の名所。
だが、大勢の人で賑わう他の名所よりかなり静か。
しっとりとした山里にしっとりとした紫陽花、
そのバランスを崩さないほどよい見物客。
見る者にとっては理想的だ。
対照的に週末の豊田市美術館は賑やかだった。
「デトロイト美術館展」
ピカソ・ゴッホ・ゴーギャン・モネ・
ルノワール・マティスなどなど…、混雑も頷ける。
撮影が許されている稀有な展覧会だったが、
平日のみのようで、週末は混雑のせいか撮影は不可。
年間パスポートを購入してきたので、
もう一度平日に訪れてみようか。
ちなみに、ピカソはSNS掲載不可だそうだ。
『ソフィ・カル ── 最後のとき/最初のとき』
「視野の果てまで(視覚を失うほど)広がる美しい海」
生まれつき盲目で、一度も海を見たことがない男性が
作者の質問「これまでに見た一番美しいものは何か」
に対して放った衝撃的な答えだったそうだ。
<盲目の人々><最後に見たもの><海を見る>
と、厳かで美しい墓標のような作品が続く。
今見ているものが最初の出会いであり、
かつそれが最後の機会である可能性もある。
また、一人の人間が一生のうちで
一度も見ないままで終わる対象はどれほどあるのか。
入口でいただけるこのガイドブックに
これほど重みを感じる展覧会は少ない。
大切なもの、大切な人をしっかりと見つめなおして
心に刻んでおきたくなるはず、きっと。
豊田市美術館にて12月6日まで、ぜひ。
平日、朝一、雨上がり、最高の贅沢。
はじめて名鉄豊田線を利用してみた。
慣れた駐車場とは反対側の入り口。
そこは裏口の風情を漂わせ、日陰にひっそりと。
建物には入らず、そのまま遊歩道へ。
見慣れているはずの風景が不思議に違って見える。
『ソフィ・カル ── 最後のとき/最初のとき』
作品も天候・気持・環境にぴったり。これまた贅沢。