「walk」カテゴリーアーカイブ

東京、充実した二日間。

東京現代美術館『山口小夜子〜未来を着る人〜』
彼女の肉声をほとんど聞いたことがなかったので、
パフォーマー山口小夜子は新鮮だった。

いにしえの資生堂ポスターの数々。
タイトルの文字がギッチギチに
詰まって(間隔が狭くなって)いて懐かしい。
かつて師匠に文字は詰めるものと教わった。
これでもかというほど写植を手詰めしたものだ…。

静かな神宮球場かと思いきや、
着々と大学野球の準備がすすめられていた。
この日、雨で順延になった
プロ野球のナイトゲームもあったようだ。
通路にはチケット購入の場所取りが。
時間が許せば観てみたかった。

国立新美術館の存在感は圧倒的。
フードコートも充実。
セルフサービススタイルなので
気軽に長居ができそう。

松平郷から夕方を待って足助へ。

雨上がりの松平郷。
しばらく雨がなかったので、特に水辺の草木が元気そうにみえる。
ただ、水を得て元気になったのは植物だけではないらしい。
しゃがんで写真に集中していて、
ファインダーから目を離したら目の前にマムシくんが…。
やや小ぶりなので子供かと思われるが、
争っても勝ち目がなさそうなので目線を外さずそっと後ずさり。
この日の水辺の散策は諦める結果に。

足助「たんころりんのキャンドルナイト」。
昭和歌謡、相撲甚句、アルプホルン、津軽三味線、
暗さを増す街並みに様々なライブが、
それぞれの音が被らない微妙な距離を置いて開かれていた。
「たんころりん(行灯)」の光がもう少し効いていると、
旧街道の宿場町の風情がもっと高まるのかも。
思い切って、もっと街灯を減らしてみる必要があるのだろう。
すれ違った人が「わざわざ高山まで行かなくてもここでじゅうぶんだなぁ〜、
作りすぎてないし。」と話していたのに賛同。

たまたまこの日は肌寒かったが、
8月の次回「たんころりんの夕涼み」には文字どおり
夕涼みにはもってこいの催しになるだろう。

海上の森、畏怖の念。

海上の森を歩いていると、
ほんの少しだけ恐怖を感じる。
よくあるお手軽な遊歩道のように、
歩いている人に優しくないからだ。
半袖で首回りが開いた服装を後悔する。
小さな小さなレベルだけれど、
これも自然に対する“畏怖の念”と
呼べるのだろうか。

続きを読む 海上の森、畏怖の念。