映画『クロワッサンで朝食を』観た。

秀作。

パリの美しい風景に浸っている間に迎えるエンドロール。
自然な流れのせいかとても短く感じられてしまった。
何と言っても主演のジャンヌ・モローが素敵。
彼女はおしゃれで、気位が高く、傲慢で、奔放で、嫉妬深く、
恋多き主人公をまるで本人のように演じる。

かたや家政婦を演じるライネ・マギも、
何気ない日常風景の中で纏う衣装と振る舞いや立ち姿が美しい。
特にエンディング間際、複雑な思いを持ちながら
ミニスカートで闊歩する様は秀逸。
決して若くはない登場人物たちの微妙な恋模様とも相まって、
とても可愛い映画だとも言えるだろう。

また、バリバリのパリジェンヌである主人公と
徐々にその色を濃くする家政婦が、
ともにエストニア人であるという設定も
フランスのただならぬ事情を孕んでいる。

ちなみに、ジャンヌ・モローと私の母は同い年だ。

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