午前中の三千院では時折日差しも覗き、思いの他の空模様。
が、寂光院を出たあたりから天気予報どおり雨が降り出す始末。
京都バスに乗りケーブル八瀬駅に着く頃には本降りに。
加えて周りが濃霧に覆われ、視界が7〜10mほどになってしまった。
叡山ケーブルカー、叡山ロープウェイを乗り継いだのだが、
いずれも貸切状態で車内に流れる観光案内も私が独占することに。
午前中の三千院では時折日差しも覗き、思いの他の空模様。
が、寂光院を出たあたりから天気予報どおり雨が降り出す始末。
京都バスに乗りケーブル八瀬駅に着く頃には本降りに。
加えて周りが濃霧に覆われ、視界が7〜10mほどになってしまった。
叡山ケーブルカー、叡山ロープウェイを乗り継いだのだが、
いずれも貸切状態で車内に流れる観光案内も私が独占することに。
桜の時期からは少しずれているので楽観していたのだが、
そこは京都。嵐山へ向かうJRはすし詰め状態。
前回訪れた不可思議な場所には目もくれず、目的の祇王寺へ。
雨上がりの苔庭は、桜の花びらで期間限定の素敵な装飾が施されていた。
苔を十分堪能した後、前回訪問が叶わなかった直指庵へ向かう。
少々距離があったが、道中美しい八重桜に出会えたりして、
こんな些細な驚きが嬉しかったりする。直指庵から大覚寺へ戻り、
いよいよ「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017」へ。
2日目はいよいよ鞍馬から貴船へ。
前回と同じコースを辿り鞍馬寺。
過ごしやすくなったとはいえ、九十九折の山道はかなり応える。
時折降り出す雨が、山の色をより濃く重いものにする。
おどろおどろしい“木の根道”を越え、ふくらはぎがパンパンになり始めた頃、視界の端に何やら動くものが‥、「すは、クマか?」
そこには首を傾げながら、朽木を鼻先で探る華奢な鹿くんが。
彼(彼女)はみるみる近づいてきて、驚く私を尻目に手が届くほどの距離を保ちながら私の行く手を悠然と横切っていったのだった。
そんなこんなで貴船に到着。
大河内山荘を出て清凉寺へ向かう道中、予定していなかった場所で声をかけられ、隠れ家のような建物に案内された。小さなお庭や美術品のコレクションを拝見し、長々とお話をした後予定のコースへ復帰。これぞ道草。
清凉寺から祇王寺へ。ここは初めて。
天候はやや悪化。ただ、時折小雨が降るような空模様は、この場所にとってはより魅力を増す好条件のようだ。その証拠に雨に光る苔庭に入ってくる人たちからは、一様に感嘆の声が漏れていた。