この日しかない。
秋雨前線が北上したり南下したりする隙を縫って
およそ10ヶ月ぶりの訪問。
先日まで行われていた企画展には間に合わず
少し残念な思いをしていたが、
台風の爪痕をやや残した田園風景の中、
そこはいつものように素敵な雰囲気を取り戻していた。
この日しかない。
秋雨前線が北上したり南下したりする隙を縫って
およそ10ヶ月ぶりの訪問。
先日まで行われていた企画展には間に合わず
少し残念な思いをしていたが、
台風の爪痕をやや残した田園風景の中、
そこはいつものように素敵な雰囲気を取り戻していた。
はっきりしない雨模様の週末、
最後の花火見物を諦めてキャンドル見物。
久々に火を灯してみた。
大切にしている card-ya さんのキャンドル。
きっと、いつまでもなくならないと思う。
岐阜市八ツ梅町「アトリエ幻想工房」にて
『家原美術館 2015 岐阜』家原利明さんの展覧会拝見した。
会場に入った途端、会場の全面を覆い尽くす強烈な色彩に圧倒された。
「またやられた!」それが第一印象。
予備知識を入れずに伺ったのが正解だったようだ。
ただその極彩色に囲まれながらしばらくその場に佇み、
家原さんとお話ししていると不思議に落ち着いてくる。
部屋の全面を利用した作品は、色の波が一点に収束するようにできている。
そのことによって、全体がそこを出口とする胎内をイメージさせるので
その中にいるとなんとなく落ち着いてくるのかもしれない。
部屋の凹凸を絶妙に吸収して広がる波。
その大胆さと繊細さを作品の中に入って体感できる。
けっして交通の便の良い場所ではない(これも彼らしい)が、
長めに設定された会期の間にぜひ実物を観てもらいたい。
毎回彼の展覧会は会場全体を彼の世界に巻き込み、
そのエネルギーは会場の外まで影響を与えているように感じられる。
今思えば、駅から会場へ向かう柳ヶ瀬のアーケード街の不可思議な雰囲気もまた、
彼の仕掛けなのではないかとさえ思えてくる。
東京現代美術館『山口小夜子〜未来を着る人〜』
彼女の肉声をほとんど聞いたことがなかったので、
パフォーマー山口小夜子は新鮮だった。
いにしえの資生堂ポスターの数々。
タイトルの文字がギッチギチに
詰まって(間隔が狭くなって)いて懐かしい。
かつて師匠に文字は詰めるものと教わった。
これでもかというほど写植を手詰めしたものだ…。
静かな神宮球場かと思いきや、
着々と大学野球の準備がすすめられていた。
この日、雨で順延になった
プロ野球のナイトゲームもあったようだ。
通路にはチケット購入の場所取りが。
時間が許せば観てみたかった。
国立新美術館の存在感は圧倒的。
フードコートも充実。
セルフサービススタイルなので
気軽に長居ができそう。
岐阜県美術館。リニューアルされた日を調べてみると2012年1月11日。
そんなに経っていたんですね。
展示スペースや所蔵スペースが広くなったらしいんですが、
建物そのものの印象に変化はありませんでした。
〜タグチヒロシ・アートコレクション パラダイムシフト〜
『てくてく現代美術世界一周』。
今回の展示は撮影可能なものが多く
作品の前で記念撮影をする人もいたりして、
作品を身近には感じられるものの、現代アートの場合元々が
身近な素材や題材を用いた作品が多いだけに、
作品らしさを失ってしまいそうで、
それが良いことなのかどうかちょっと複雑な思い。