「art」カテゴリーアーカイブ

リニューアル後はじめての訪問。

岐阜県美術館。リニューアルされた日を調べてみると2012年1月11日。
そんなに経っていたんですね。
展示スペースや所蔵スペースが広くなったらしいんですが、
建物そのものの印象に変化はありませんでした。
〜タグチヒロシ・アートコレクション パラダイムシフト〜
『てくてく現代美術世界一周』。
今回の展示は撮影可能なものが多く
作品の前で記念撮影をする人もいたりして、
作品を身近には感じられるものの、現代アートの場合元々が
身近な素材や題材を用いた作品が多いだけに、
作品らしさを失ってしまいそうで、
それが良いことなのかどうかちょっと複雑な思い。

再度…?

先日“かわら美術館”で購入したポストカード。
鴨居 玲氏のパレット。実際に使われていたものに加筆した作品だ。
このパレットとセットで展示されていた
作品『サイコロ』に再度釘付けになった。再度…?
事務所へ戻ってみると、同じカードがデスクの引き出しの中に。
笠間日動美術館のパレット館に常設されているのを鑑賞した時に、
同じカードを買って帰ったことを忘れていた。
私がぼけていたのではなく、その作品がそれだけ魅力的だったんだと思いたい。
エゴン・シーレの作品を初めて観た時の印象に似ている。
ネットで“東京ステーションギャラリー ” 5月30日(土)~7月20日(月・祝)
『没後30年 鴨居 玲展』を発見(備忘録)。ぜひ他の作品も観てみたい!
必ず行きます。

イッセー尾形さんの最終公演に思うこと。

大河を渡るには覚悟がいる。

 8月26日日曜日。ホテルを出て、駒場の日本民藝館に立ち寄ったあと15:00開演の「イッセー尾形のこれからの生活2012 in 真夏のクエスト」を観るために原宿へ向かった。いや、向かうはずだった。駒場の辺りには昼食をとるような場所があまりないことは、その近辺に詳しい方に事前にうかがっていたので、早めに原宿方面へ向かい昼食をとるはずだった。

 が、原宿表参道、日曜日、お昼、夏休み終盤、24時間テレビ…、どうも足が進まない。

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イッセーさん、一人芝居最終公演。

「とったどー!」

イッセー尾形さんの一人芝居最終公演、原宿クエストホール。
「チケットとれたっ」と思ったとたんに、
桃井かおりサンとの二人芝居と一人芝居共々追加公演決定のお便りが…。

だよね、やっぱり…。

しかも私が観に行く予定の公演日の前に入っている。
大丈夫だろうか? 
還暦を迎えたことを理由に、一人芝居を暫く休演されるイッセーさん。
くれぐれもご自愛された上で、最終日の完全燃焼を期待しています。

ちなみに、写真にある名キャラクター「アトムおじさん」は、
生で観たことがない。
もちろん、最終公演には姿を現してくれるだろうと期待している。

コルトレーンと足穂。

ジョン・コルトレーン『Steiiar Regions』聴きながら、稲垣足穂を読むと‥。

綿菓子みたいなもの。そこに漂っているものをただひたすら絡め取り、
自分の思うままに紡いで、予期できないタイミングで宙に放ってみせる。
それを受け取るか、地に落ちるまま見過ごすかは受け手次第。
全く媚びていない。Art? そんな定義すらもうどうでもいい。
運よくそれを受け取ることができれば、それを判断する資格を得る。

瓦解していく哀れな既成の価値観を笑いとばしながら、
自分の頭の中からちっぽけなエセを追い出し、ただ身を任せていればいい。
しばらくブームが続きそうだが、危険な組み合わせであることだけは確かだ。