鈴鹿サーキット『SUZUKA“S耐”サバイバル』予選。

梅雨入り直後、あにはからんや快晴の土曜日。
今回も私は一眼ではなくコンデジのニコンP900を携え、
並み居る高価な一脚バズーカ砲レンズの合間を
邪魔にならぬようにウロウロするのだった。

「素早く動く被写体に瞬時にピントを合わせ、
かつピントを合わせたままその被写体を正確に追う」
などという素敵な機能は当然備えていないし、
連写速度もレーシングカーを相手にするほど速くはない。
また連写の後はしばらくブラックアウトしてしまうため、
集団がもう一周サーキットを周って帰ってくるまで
何もすることがなくなってしまうので、なおさら使用は難しい。
注)このカメラは恐ろしく遠くにある動かないものは大得意!

こまめに置きピンをして、一枚一枚根気よくクルマを捕まえる。
強い日差しと戦いながら挑むその健気な姿や成果の少なさは、
子供の頃にした夏休みの昆虫採集に似ているのかもしれない。

ただ、物事困難であれば困難なほど面白いもので、
なんでも便利になってしまった昨今、
思い通りにならないことに立ち向かうのも貴重な時間かも。

‥‥これを人は、やせ我慢や負け惜しみと呼ぶ。

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