昨年初めて彼岸花の群生を見にここへ来た時は、
色褪せた花が所々に見られやや遅きに失した感が…。
その反省のもと今年は早めに訪れたところ、
逆に蕾の状態の花が多くちょっと早過ぎたようだ。
一方、半田のランドマーク「運河と蔵」がある界隈は
近々オープンする博物館を中心に街の整備がすすんでいて、
残念ながらお目当の土壁の建物等はなくなっていた。
昨年修復工事中だった「半田赤レンガ建物」は工事完了し、
カフェや常設展示場、お土産物のショップなどなどが充実。
運河の周辺は美しく整理され、広い駐車場ができ、
古い建物や街並みはピッカピカに整備されようとしている。
その反面、この街が持っていた本来の魅力を失っていくように感じる。
こうなれば、どこか魅力的なところを自力で見つけねばなるまい。
ちなみに、観光案内所とした観光客で賑わっていた
「小栗家住宅(国登録有形文化財)」も非公開になって
気づかずに通り過ぎてしまいそうなほどひっそりとしていた(寂)。
昨年は建物の内外に賑やかなPOPなどがあり、
手作り感たっぷりでいい雰囲気を漂わせていたのに残念。
帰路に利用したJR半田駅は相変わらずこじんまりしていて、
その素朴な駅舎と古びた陸橋や階段にホッとさせられた。
(ここは早めに整備された方がいいのか…。)