シンプル・イズ・ベスト。
説明もない、謎解きもない、仕掛けもない、台詞もほぼない、
驚きもない、ドンデン返しもない、原因と結果は明快。
ど真ん中の直球。分かっていても、
擦りもしないで尻餅をつくほどの空振りをさせられた感。
素晴らしい作品。
シンプル・イズ・ベスト。
説明もない、謎解きもない、仕掛けもない、台詞もほぼない、
驚きもない、ドンデン返しもない、原因と結果は明快。
ど真ん中の直球。分かっていても、
擦りもしないで尻餅をつくほどの空振りをさせられた感。
素晴らしい作品。
子供の頃、夏休みの東宝ゴジラ映画は欠かさず観ていたはずだが、
この映画以降リアルタイムでは観なくなっていたと思う。
噂どおりサイケデリックな内容で、やはり全く記憶にない。
公害問題真っ只中を過ごした身としては、
懐かしくも恐ろしい時代だったと思い知らされる。
劇中に流れる挿入歌の歌詞に福島原発事故以来、
盛んに登場する「ストロンチウム」がある。
ゴジラ自身の出生にも関わりがあり、その意味は深刻だ。
恐ろしい時代はまだ終わってはいない。
監督役の濱津隆之さんを見た途端に、
その動きも含めてどこかで見たことがある人だなぁと感じ。
ずっとそのことが気になって、映画の仕掛けの面白さが
半分くらいしか入ってこなかったようだ。
同級生か? 過去のクライアントさんか? 他の役者さんか?
間違いなくどこかで会っている、はず。
「悪夢をそのまま映像にしたような映画」。
感想を一言で表現するとこうなる。
説明困難・不条理、故に分析してみたくなるもの。
それが夢。
『マルホランド・ドライブ』然り、
『イレイザーヘッド』『ブルーベルベット』、
やや異色な『ストレイト・ストーリー』等々。
同じ基軸を持つ。
これがデヴィッド・リンチのデヴィッド・リンチたるところ。
どうしても理解したくて何度も観てしまうか、
あるいは二度と観ないか極端に反応が分かれそう。
私としては非常に歓迎される種の映画たちだが、
公開当時話題になりすぎたからの拒否反応か、
『エレファントマン』と『ツイン・ピークス』シリーズ は
まだ観たことがない。
三好稲荷閣「大提灯まつり」フィナーレのスターマイン。
花火の音に負けないBGMは秋の虫の音。
液晶モニターとにらめっこしていて生の花火を見ていない(悲)