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映画『アンナ・カレーニナ』観た。

舞台劇を模した美しいシチュエーションと展開で、 あっという間の2時間半。
原作はご存知ロシアの文豪トルストイの長編小説。
主演キーラ・ナイトレイの追い込まれ鬼気迫る女性の快演は、
先日観た映画『危険なメソッド』でも十分に発揮されていた。
それゆえ、幸せになってゆく妹とのコントラストがさらに鮮明に。
聖人と呼ばれるほどの良いご亭主(ジュード・ロウ)がいて
社交界でも安定した地位がありながら、
よりによって妹の恋人と恋に落ちる悪い人妻の不倫悲劇。
とはいってもいちばん悪いのは、相手のイケメン将校なんですけどね。
ともあれ全ての画面が美しい。あとジュード・ロウの眼鏡が素敵。

映画『ビーストーリー』観た。

映画『ビーストーリー』観た。
ラブストーリーなんて観るのは珍しい。
「美女と野獣」現代版の、純・純・純愛モノ。
でも、たまにはいいもんです。
劇中主人公に投げかけられる「相手の立場になって考えなさい」という分かりやすく単純なアドバイスも、素直に受け入れられてしまうほど。
超イケメンで大金持ちの主人公が、試練を乗り越えて本物の愛情を手に入れる‥。このベタなストーリー、若い頃に観てたら酷評タラタラだったかも。
ジイさんになって初めて分かる大切なこともある。散見するツッコミどころには目をつむり、大人の広〜い心で観てほしい(笑)。

映画『ぼくたちのムッシュ・ラザール』観た。

せつない。

エンディングの一瞬、タブーを侵す主人公に物語を原点回帰させ、
せつなさを叩きつけ、救いを求める観衆をその場に置き去りにする。
今日みたいな天気の日にぴったりの、いい映画だと思う。
子役の演技力には脱帽。
ただ改めて思うことは、
教師にならなくてほんとうに良かったということか。