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夜が明け行く中、刻々と表情を変える富士山。

夜明け前、河口湖上のドーム船に灯が入る。
ターゲットはワカサギだ。

明け方、変化する富士山のライブは、
言葉を失いただただ凝視してしまうほど美しい。
昨日のような雲は現れず、絶好の好天に恵まれた。

早朝の河口湖畔を散策しながら向かった
『久保田一竹美術館』は残念ながら臨時休館。
そこからはバスに乗って湖の南側へ。

唯一の作品写真は当日購入した作品『たま』のマグネット

富士山三昧の中、
今回の第一の目的は『河口湖ミューズ館・与 勇輝館』。
所ジョージさんの番組「世田谷ベース」で紹介され、
作品の実物を見たくて訪れた。
館内で感じたのはそれぞれの作品の存在感。
瞳は共通して淡いブルーグレイ、
それぞれの豊かな表情や動作とは裏腹に、
人形にありがちな情念や畏れは感じられない。
なのにこの存在感の誘因は何処に‥。
時間をかけて見えてきたのは、足だ。
脚ではなく足。地を掴む足。
(与さんの人形は自立し、地震があっても倒れないそうだ)
またそれに呼応する手。そして、それぞれの指。
これらが命を伝え、存在感を増していることに気がついた。

因みに、所さんと北野武さんの人形も必見。

美術館を後にした後は再びバスで西湖方面へ。
『西湖いやしの里根場』で再現された茅葺き屋根の集落を見学し、
静かな静かな西湖へ。
賑やかな河口湖よりもこちらの方が私の性に合っている。
かつて精進湖を訪れた時も同じように感じた記憶がある。