「art」カテゴリーアーカイブ

再度…?

先日“かわら美術館”で購入したポストカード。
鴨居 玲氏のパレット。実際に使われていたものに加筆した作品だ。
このパレットとセットで展示されていた
作品『サイコロ』に再度釘付けになった。再度…?
事務所へ戻ってみると、同じカードがデスクの引き出しの中に。
笠間日動美術館のパレット館に常設されているのを鑑賞した時に、
同じカードを買って帰ったことを忘れていた。
私がぼけていたのではなく、その作品がそれだけ魅力的だったんだと思いたい。
エゴン・シーレの作品を初めて観た時の印象に似ている。
ネットで“東京ステーションギャラリー ” 5月30日(土)~7月20日(月・祝)
『没後30年 鴨居 玲展』を発見(備忘録)。ぜひ他の作品も観てみたい!
必ず行きます。

イッセー尾形さんの最終公演に思うこと。

大河を渡るには覚悟がいる。

 8月26日日曜日。ホテルを出て、駒場の日本民藝館に立ち寄ったあと15:00開演の「イッセー尾形のこれからの生活2012 in 真夏のクエスト」を観るために原宿へ向かった。いや、向かうはずだった。駒場の辺りには昼食をとるような場所があまりないことは、その近辺に詳しい方に事前にうかがっていたので、早めに原宿方面へ向かい昼食をとるはずだった。

 が、原宿表参道、日曜日、お昼、夏休み終盤、24時間テレビ…、どうも足が進まない。

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イッセーさん、一人芝居最終公演。

「とったどー!」

イッセー尾形さんの一人芝居最終公演、原宿クエストホール。
「チケットとれたっ」と思ったとたんに、
桃井かおりサンとの二人芝居と一人芝居共々追加公演決定のお便りが…。

だよね、やっぱり…。

しかも私が観に行く予定の公演日の前に入っている。
大丈夫だろうか? 
還暦を迎えたことを理由に、一人芝居を暫く休演されるイッセーさん。
くれぐれもご自愛された上で、最終日の完全燃焼を期待しています。

ちなみに、写真にある名キャラクター「アトムおじさん」は、
生で観たことがない。
もちろん、最終公演には姿を現してくれるだろうと期待している。

コルトレーンと足穂。

ジョン・コルトレーン『Steiiar Regions』聴きながら、稲垣足穂を読むと‥。

綿菓子みたいなもの。そこに漂っているものをただひたすら絡め取り、
自分の思うままに紡いで、予期できないタイミングで宙に放ってみせる。
それを受け取るか、地に落ちるまま見過ごすかは受け手次第。
全く媚びていない。Art? そんな定義すらもうどうでもいい。
運よくそれを受け取ることができれば、それを判断する資格を得る。

瓦解していく哀れな既成の価値観を笑いとばしながら、
自分の頭の中からちっぽけなエセを追い出し、ただ身を任せていればいい。
しばらくブームが続きそうだが、危険な組み合わせであることだけは確かだ。

富山県立近代美術館へ。

来週、富山へ行こうと思う。

富山県立近代美術館へ
『第10回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2012』を観にいく。
3年に1度のこの公募展に、最初に行ったのはいつだったろうか。
猛烈に暑かったことだけは覚えている。
富山はこの時期フェーン現象でとにかく暑い。
名古屋のジメジメした暑さとは違い、
フライパンの上で炒められているような暑さだった。

最初に行ったのは事務所勤めの頃。
その後、独立してからこの美術館へ行ったおり、
経費を会計処理する際に、
会計事務所の担当者さんから問いつめられた。
「この方はどなたですか? ご関係は? ……トヤマチカミさん。」
と聞かれ、ドギマギした私は「ひ、ひとではありません……」。

私はこの時かかった経費を、
「富山近美」と省略して帳面に記載していたのだった。

ここ数回は行けていなかった。
その間に美術館自体も変化しているようだ。
2011年に「ミルゾー」というマスコットキャラクターができている。
永井一正氏のデザインによるものなので、
まさかゆるキャラとは呼ばせていないだろうが、ちょっと心配ではある。

諸々に想いを馳せながら、幻の富山近美さんに会いに行く。