『一千一秒物語』

『一千一秒物語』稲垣足穂著。

恐るべし。まだ読みはじめたばかりだが、恐るべし。
地下鉄のホームで読んでて、目の前に車両が到着したのに気づかなかった。
冒頭の『一千一秒物語』には句読点がない。
その不思議なリズム感であっという間に異空間に引き込まれる。
出勤途中に読むのはいかがなものか…。
出だしから、一日のリズムがおかしな調子になってしまう。