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広島県から岡山県「倉敷」へ。

今回のトリは「倉敷」。出がけに福山城址をひと巡り。
福山から倉敷への到着が早かったお陰で、週末とはいえ静かな街並み。

迎春の準備が進む「阿智神社」。
「倉敷民藝館」「大原美術館」を終える頃には朝とは違った風景が‥

流石トップクラスの観光地「倉敷」。
静かだった街もやがてインバウンドの観光客で賑わいを増し、
メインストリートはみるみるうちに人の波、波、波。
早めに岡山駅に移動し帰路に着いた。

尾道を終え、鞆の浦へ。

福山からバスで鞆の浦到着後、先ずはさておき船。

「平成いろは丸」

航路は同程度だが、昨日の生活渡船とは違い全くの観光船。

「仙人も酔ってしまうほど美しい島」

目的地の「仙酔島」は歴史あるリゾートらしい。
瀬戸内海の景観を求め島内を巡る。
距離はさほど無いものの高低差が激しい。
期待した海岸線が落石のため通行止めだったことが惜しい。

鞆の浦へ戻り、街歩き。

「福禅寺・対潮楼」「楢村幸男美術館」「医王寺」等々。
各ポイントはもとより、港町ならではの路地を巡るのが楽しい。

「医王寺」周辺でネコたちの歓迎(?)を受けつつ、
ここでも充実した猫旅を満喫したのだった。

時折吹雪に見舞われた尾道の一日。

寒い。天気予報で分かっていたとはいえ、寒い。
万全の装備で日の出直後に出発!

尾道といえば、渡船に乗らねばならない。
いざ、向島へ!

現地は平日の朝、通勤通学の方たちに混ざり、
邪魔にならないように慣れない交通機関に乗船。

時刻表は無い。

一般的な“船に乗る”という感覚よりは、
日常の行動に例えると、車・バイク・自転車・ヒトが
待ち時間の長い“開かずの踏切”が開くのを待って
一斉に渡っていく感じに近いだろうか。

ひと塊が移動し終えると、瞬く間に次の塊が形成し始める。
そして、次の船(同じ船)が着き“塊”を交換して対岸へ‥

向島・兼吉の丘から尾道水道を眺め、
尾道に取って返して定番の千光寺界隈へ。

尾道といえばネコ! 全行程がほぼ猫旅。

度々暗雲立ち込め、容赦ない吹雪に襲われながらも、
親切(?)な猫たちに助けられながら
充実した尾道の一日は瞬く間に過ぎていった。

極寒の“しまなみ海道”因島・尾道。

春先に予定していた広島・岡山行きをこの時期にスライド。
よもや温暖なはずの瀬戸内に思わぬ大寒波襲来。

尾道駅前から因島大橋まではバス利用。

降車後、因島大橋を数メートル歩いてみた。
徒歩や自転車での利用は通行無料だが、
軽い気持ちで歩いて渡れる橋ではないことを痛感。
強固な建造物ではあるものの、吊り橋なので振動が激しい。

再びバスで戻った尾道には美しい夕景が待っていた。

尾道水道から続く瀬戸内海の島々が点在する景観は、
だだっ広い太平洋を見慣れた者にとって頭の整理が追いつかない。
「南が海」という固定概念が打ち砕かれ、東西南北の感覚を失う。

そんな状態の中で味わうこの独特な浮遊感はなんだろうか?
周りの環境が“美し過ぎて現実味がない”ということなのか?

オフシーズンを狙っての日程なので致し方ないが、
晴天の暖かい時期にもう一度ここを訪れたいと切に願う。