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極寒の“しまなみ海道”因島・尾道。

春先に予定していた広島・岡山行きをこの時期にスライド。
よもや温暖なはずの瀬戸内に思わぬ大寒波襲来。

尾道駅前から因島大橋まではバス利用。

降車後、因島大橋を数メートル歩いてみた。
徒歩や自転車での利用は通行無料だが、
軽い気持ちで歩いて渡れる橋ではないことを痛感。
強固な建造物ではあるものの、吊り橋なので振動が激しい。

再びバスで戻った尾道には美しい夕景が待っていた。

尾道水道から続く瀬戸内海の島々が点在する景観は、
だだっ広い太平洋を見慣れた者にとって頭の整理が追いつかない。
「南が海」という固定概念が打ち砕かれ、東西南北の感覚を失う。

そんな状態の中で味わうこの独特な浮遊感はなんだろうか?
周りの環境が“美し過ぎて現実味がない”ということなのか?

オフシーズンを狙っての日程なので致し方ないが、
晴天の暖かい時期にもう一度ここを訪れたいと切に願う。

ライトアップをしない選択をした明治村。

予想よりもさらに寒く風も強く、雨すらもパラついた曇天。
愛知県のほとんどの学校がお休みのこの日。
平日とはいえ、紅葉目当ての人たちで賑わっていた。

今秋の明治村は恒例のライトアップをしないそうだ。
それ故、昼間の紅葉には余計な照明設備がなく、
曇天も相まって写真を撮るのには好都合。

この風景が明治村の特性上、正解なのかも。

前倒しで住民登録(年間パスポート購入)を済ませ、
夕刻の寒さ厳しくなる前に帰路についた。