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映画『シン・ウルトラマン』観た。

ウ、ウルトラマンだっ。

公開前に話題になっていたカラータイマーの有無をはじめ、
「“シュワッチ”って言わないなぁ」とか、「背中にチャックがない」とか、
「“禍特対(科特隊)”は制服じゃなくてスーツなんだぁ」とか、
諸々の想いが交錯しながらも、予備知識が全く無いのに
透明禍威獣(怪獣)が姿を現した時、
ごく自然に『ネロンガ』だと分かってしまう自分。

ゼットンの発する音を聞くだけで切ない気分になってしまうほど、
ウルトラマンには特別な思い入れがある世代だ。

映画『ゼロの未来』観た。

監督は、私の大好きな映画『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム。
作品冒頭のとっつきの悪さは共通しているよう。

それ故、スルメのように噛めば噛むほどなんとやら‥
難解な分だけ何度も楽しめるのがこの監督の良いところ。

字幕版で観たので、もう一回吹き替え版で観ようと思う。

映画『ドライブ・マイ・カー』観た。

劇中劇。本読みが続く。

稽古はじめ、役者たちは感情を押し殺し
テキストを淡々と読み上げることのみに集中することを要求される。
そのトーンがこの稽古のみならず、物語全編に行き渡っているため
3時間の長丁場に重厚な緊張感をもたらす。
私が好きな映画『トニー滝谷』にも通じるものがある。
ダークペールな空間で、望まない灯りを探し続ける不条理。

それはこの灯なのか?
サンルーフがついた赤いサーブが謎を残す。

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』観た。

Who You Gonna Call?

第1作のレーザーディスクを何度観たことだろう。
4スピーカーのドルビーサラウンドで‥‥
ゴーストバスターズたちがエレベーターに乗り込み、
背中に背負うプロトンパックの電源を入れる時の音がご機嫌だった。

俳優ハロルド・ライミスさんが亡くなったことを受け、
その役名「スペングラー博士」も亡くなったことから始まる物語。

スペングラー博士の孫が博士と同じ“メガネ”をかけての大活躍が素敵。

単なる追悼に終わらせない。

制作者、オリジナルキャスト、若いキャスト、それぞれの想いが、
映画を飛び越えた何処かに向かうことの素晴らしさを感じた。落涙。