懸造り(舞台造)の本堂。真っ直ぐに風が吹き抜ける中、
磨き上げられた礼堂から張り出すつま先下りの舞台へ出て行くと、
膝の辺りがモゾモゾする。五重塔が絶妙な場所に望めた。
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またしても滝めぐりコンプリートならず、赤目四十八滝。
2年前の前回は時間がなくて「布曳滝」まで。
今回はもう少し上まで登れたが、
滝めぐりの最後の滝まで登ることは出来なかった。
途中で油を売り過ぎなのだろう。
この辺りには滝めぐりのコースの他にトレッキングコースもあり、
健脚の方々にとってはうってつけの場所。
ただし、熊よけの鈴をつけた人を見かけると、
素人の私はどうしても腰が引けてしまう。
せめて次回は「赤目五瀑」の最後の滝までは辿り着きたいものだ。
因みに、前回も今回も滑りやすい水際の斜面でコケた。
右スネに大きな青あざ左ヒザに小さな青あざ、
左手首のプロトレックを岩にぶつけて
回転ベゼルが回らなくなってしまったものの、
それらの多大な犠牲を払ってカメラだけは
シッカリと護りましたとさ、めでたしめでたし。
2回目の『室生山上公園芸術の森』。
前回はクルマで訪れ、携帯が圏外でナビが使えず
大変なことになった(キャリアを変更するきっかけになった)ので
今回は室生寺から徒歩で‥
好天に恵まれ、群遊する赤とんぼ達が作品に色を添えていた。
誰も降りない駅に降り立ち、紅葉前の室生寺へ。
五重塔が台風被害に遭う前に訪れて以来の訪問。
瓦ではなく柿葺や檜皮葺の建物が多く、
自然に溶け込むそれぞれの佇まいが美しい。
修復された小さな五重塔の威を張らない様子も、
他の寺院にはない落ち着きを漂わせる。
家原利明さんの展覧会『家原美術館 2021』へ。


久しぶりだ。
DMを頂いて、いつものように予備知識をいっさい入れず、
ぶっつけ本番で現地に向かう。
これが『家原美術館』鑑賞の極意だ。
もうひとつのポイントはその道程。
名鉄尾西線奥町駅から木曽川沿いの舗道を歩く。
川から街に入ると、ノコギリ屋根の工場から
機織り機の大きな音が聞こえてくる。
頭に浮かぶのは『ガチャマン』という言葉。
そう、ここは繊維の町「一宮」。
現地に到着すると、
程なくこの極意が正解だということを確信することとなる。
会場は『惣sow(そうそう)』レンタルスペース。
昭和初期に建てられたという蔵のある和洋折衷のお屋敷だ。
まさに家原さんのためにあるような建物。
彼の作品たちはこの空間の中を自分で歩き回って、
好きな場所を自ら見つけてそこに収まっているように見えてくる。
ここに長く留まっていると、
どこからが作品でどこからが背景(会場)なのか、
その明確な境界が徐々に失われていく。
この建物が建てられた時から
そこにあったのではないかとさえ思えてくる作品も少なくない。
あの古いノコギリ屋根の工場も、
実は彼のインスタレーションなのでは?











































































































