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10年ぶりに橦木館に帰ってきた「家原美術館」。

もう10年、まだ10年。
橦木館の前にあった立て看板を見て
ふらっと立ち寄ったのが10年前。
正直言って橦木館の持つイメージとはかけ離れたその画風。

いったい何者?

中に入って、そこに佇むのは
これまた異世界な雰囲気を漂わせる作家ご本人らしき人物。

恐る恐る言葉を交わす‥‥、
これが“絵描き”家原利明氏との出会いだった。

話をしてみると制作に対する思いは頗る熱いものの、
物腰柔らかな才知あふれる常識人。

直後にSNSで不思議な縁があることを知り、
より一層その人物像に魅力を感じた次第。

これが、記念すべき「家原美術館」第1回目の私の顛末。

以後、何回か個展にお邪魔しているので
その間に10年の月日が流れていた実感がまるでない。

因みに、下のクリアファイルの人物(自画像)が彼である。
機会があったら声をかけてみてほしい。
作家然としない、他に類を見ない魅力的な人物だと思う。

家原美術館での戦利品、クリアファイルと以前購入しそびれたソックス

ULTRAMANに会いに、TSUBURAYA EXHIBITI ION 2023。

「べ、ベムラー?」「そうだ、悪魔のような怪獣だ‥」
この会話が収録されているソノシートを
擦り切れるほど聴いた(このシーンの展示もあった)。

冷静に眺めている様子を保っているものの。
心は1966年に戻っていたと思う。
本物(?)が居並ぶ場所は、なんとも立ち去り難い。