名古屋駅から40分ほどで近鉄富田駅、帰りは桑名駅から30分ほど。
この近さでローカル線情緒を満喫できる。
2路線で利用可能な「1日乗り放題パス」が1,100円。
三岐鉄道の三岐線と北勢線だ。
まず近鉄富田駅から三岐線の終点の西藤原駅まで。
こちらは線路幅がJR在来線などと同様、
お馴染みの「狭軌(1067㎜)」。
この2路線は程よい距離を置いて並行しているが
繋がってはいないので、2路線を跨ぐように歩くことに。
三岐線の伊勢治田駅から北勢線の終点阿下喜駅まで“徒歩”30分弱。
変な感じだが、鉄道を乗り継ぐためにただひたすらに歩く。
こちら北勢線の線路幅は「特殊狭軌」と呼ばれ、かなり狭い。
その幅なんと762㎜、軽便鉄道やナローゲージと言われているらしい。
ちなみに、新幹線や近鉄(主線)、地下鉄などは
「標準軌」と呼ばれ1435㎜。なんとこの線は半分しかない!
ただ、こちら北勢線の方が駅などの環境が整備され、
美しすぎてローカル線の情緒はやや失われているようだ。
小さな列車の魅力故、三岐線よりも観光路線として
力を入れられているのかもしれない。
古き良き施設を求め途中下車した楚原駅界隈で、
「ねじり橋」と「めがね橋」という名所を訪ねた。
鉄道もさることながら、そこに広がる田園風景が美しい。
三岐線丹生川駅にはひと月に1回しか開館しない
マニアックな「貨物鉄道博物館」などもあったりする。
今度来るときは開館日に合わせてみようか。
予備知識ほぼゼロ、途中スマホで探り探りだったので、
もっと他にも魅力的な場所が隠れているのかもしれない。