映画『ドライブ・マイ・カー』観た。

劇中劇。本読みが続く。

稽古はじめ、役者たちは感情を押し殺し
テキストを淡々と読み上げることのみに集中することを要求される。
そのトーンがこの稽古のみならず、物語全編に行き渡っているため
3時間の長丁場に重厚な緊張感をもたらす。
私が好きな映画『トニー滝谷』にも通じるものがある。
ダークペールな空間で、望まない灯りを探し続ける不条理。

それはこの灯なのか?
サンルーフがついた赤いサーブが謎を残す。

蒲郡で一見の施設「竹島ファンタジー館」と「竹島水族館」。

トリは蒲郡。

名古屋に長く住んでいても行ったことのない場所が結構あるもので、
コロナ禍における観光復興対策の地域割を利用して
これらの場所を訪れてみようと画策していたのが今回の東三河訪問。

「竹島ファンタジー館」と「竹島水族館」、それと「竹島」そのもの。
この3箇所には恐らく訪れたことがなかったはず。

「竹島ファンタジー館」は以前とはオーナーが代わって
存続の危機を乗り越え、インスタ映え(?)するその景観が相まって、
昨今、再(?)ブレーク中とか。この日は平日ということもあり、
思惑どおりの貸切状態でゆっくりと撮影することができた。

「鯉の恋占い」結果一覧

見学順路終盤に現れる「コイの恋占い」が秀逸。
入り口で頂ける“1個”のみの鯉の餌を池に群雄する鯉たちに投げ入れ、
どの鯉がその餌を食べるかで恋の行方を占えるというもの。

占い結果の一覧にある大吉の「金日の丸」を狙うのは必然。
しかし、恋は一筋縄では成就せず、
凶の「パンダ」鯉に投げ入れた餌を横取りされたしまった。

居合わせた名物館長さんの計らいでもう一つ餌を頂き、
再挑戦の結果、無事「金日の丸」の大吉をゲット。
「おめでとう一億人に一人幸運だぎゃ」(恋との関連性は何処?)。
この施設の映像や展示物では三河弁・名古屋弁が標準であるようだ。

「竹島水族館」は幼稚園や小学校の社会見学で賑やかだった。
これらの素朴な施設が盛り上がるのはいいことだ。

今回のメイン、初めての「のんほいパーク(豊橋総合動植物園)」へ。

広い、思ったより広い。
開園と同時に立ち入ったその空間は想像以上に広かった。
裏手の西門から入場したため、余計にそう感じられたのかもしれない。

最初に目に入ってきたのは“大沢池”越しのアジアゾウエリア。
このロケーションは一般の動物園ではまず望めないのでは‥‥

各獣舎の間隔が広く移動は大変だが、
将来的に施設を拡張していく余地はたっぷりありそうだ。

植物園は特に温室の規模が大きく、
展示されている植物の管理も行き届いている印象。

一日通しての曇天のため展望塔はスルーしたが、
次回晴天に恵まれたならば是非とも登ってみたい施設だ。