映画『ドライブ・マイ・カー』観た。

劇中劇。本読みが続く。

稽古はじめ、役者たちは感情を押し殺し
テキストを淡々と読み上げることのみに集中することを要求される。
そのトーンがこの稽古のみならず、物語全編に行き渡っているため
3時間の長丁場に重厚な緊張感をもたらす。
私が好きな映画『トニー滝谷』にも通じるものがある。
ダークペールな空間で、望まない灯りを探し続ける不条理。

それはこの灯なのか?
サンルーフがついた赤いサーブが謎を残す。