西国第三十三満願霊場「谷汲山華厳寺」。
以前から気になっていたローカル線「樽見鉄道」と、
廃線となってしまった「名鉄谷汲線」のあとを受けた
コミュニティーバスを利用してみた。
往路の車内は終点「樽見駅」の先にある
「うすずみ温泉」を利用されるのだろうか、
やや年齢層の高い地元の乗客の方たちで
ローカル線とは思えない賑わいを見せていた。
この「樽見駅」は名勝「根尾谷淡墨桜」でおなじみの駅。
桜の季節の混雑や周辺道路の渋滞は凄まじい。
旧名鉄谷汲駅には「赤い電車」が保存され、
車内に立ち入ることもできる。
谷汲線は利用したことがなかったが、
幼い頃から名鉄電車にはお世話になっているので、
木の床の丸みを帯びた赤い電車は懐かしい限り。
併設された「昆虫館」にもお邪魔してみた。
復路はバスを利用せず谷汲口駅まで40分ほど歩いた。
この時期は比較的ひっそりとしているが、
もうすぐ訪れる桜の季節や紅葉の頃
ここ谷汲山界隈はさぞかし賑わうことだろう。