映画『グリーン・デスティニー』観た。

身内を何人も殺されたであろう盗賊と恋に落ち、
自暴自棄から夜盗となって名刀を盗み(いったん返したりして)、
姉と慕った人に、よよと泣いてすがったかと思ったら一転斬りかかる。
武術の素質に恵まれたわがままお嬢様のご乱心。
始末が悪いことに、これがまためっぽう強い。

広大で美しい風景の中、馬上の流鏑馬・殺陣シーンは秀逸。
酒家で居並ぶ雑魚キャラがまた可愛い。
要所要所の飽くことなく息を呑むアクションシーンは、
かのスターウオーズとて足元にも及ぶまい。
ここにまだある悲劇のメロドラマテイストは、
昨今それが失いかけているものかも。
劇中自由自在に飛び回った彼女は、最後何を祈ったのだろうか?

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